喫煙と乳がんとの関係

喫煙が、多くの生活習慣病の発症や肺がんと関連があることが知られています。 健康維持のためには、禁煙を強くお勧めします。

煙草の煙には がんの引き金になる物質や、血管を収縮させる物質など数多くの化学物質が含まれています。

喫煙によって肺がん・心臓病など生活習慣病を発症するリスクが高まり、特に肺がんの発症リスクを高めることがよく知られています。 

乳がんとの関連を調べた 研究はたくさんありますが、喫煙が乳がん発症リスクを高めるかどうかについては まだ結論は出ていません。

また他人が吸った煙草の煙(副流煙)の害もよく話題になりますが、乳がんとの関連は、弱い関連があるという報告があります。 なるべく他人の煙草の煙は避けた方がよいでしょう。

現在喫煙している人は、今さら禁煙してもしかたがないと思いがちですが 禁煙するとその時点から病気発症のリスクが下がりますので、なるべく早い機会に禁煙することをお勧めします。

日本人の喫煙率は、男性では40年来下がり続け2005年現在約45%となりましたが、女性はこの10数年間は変わらず約15%弱の喫煙率が報告されています(JT全国喫煙者率調査)。 本人にとっても、まわりの人にとっても禁煙は健康維持に大変良いので、禁煙を強くお勧めします。