トピックス 26 5月 2021 妊娠期乳がんの薬物治療について 妊娠前期での薬物療法による先天性奇形の可能性は極めて高く、妊娠中後期ではその危険性が低くなるとされています。 しかし、化学療法(抗がん剤治療)による胎児発育不良や早産の割合が増加し、出産後の器官未成熟による合併症の増加も報告されています。 妊娠前期での抗がん剤治療は禁忌と考えられ、避けなければなりま… 続きを読む
トピックス 26 5月 2021 妊娠後の授乳期乳がんについて 授乳期とは、出産から1年未満とするものと2年未満とするものがあります。 授乳期の乳がんは、若年者が多く、この若年齢層での全乳癌に対しての発生頻度は約3%であります。 妊娠期と授乳期の乳がんを合わせた場合、全年齢層での全乳癌に対する発生頻度は約0.8%です。 授乳期乳がんは、がんの悪性度が高く、非… 続きを読む
トピックス 26 5月 2021 自覚症状がなければ、定期検診を受けなくてもいいですか? 乳がん患者の8割は、自分でしこりに気づいたのを契機に受診しています。 痛みやはれ、炎症、しこり、乳頭分泌などの症状がある場合は、すぐにでも受診しましょう。 もし異常や自覚症状がない場合でも、早期発見のために1年に1回は定期的乳がん検診を受けましょう。 異常があっても必ずしも乳がんであるとは限らず、良… 続きを読む
トピックス 26 5月 2021 乳がんとリンパ節 乳房に関係したリンパ節(乳腺所属リンパ節)はわきの下(腋窩)や鎖骨の下、鎖骨の上、胸骨の傍にあります。 転移している場合には手術で取り除き(郭清)ますが、放射線照射をすることもあります。 乳がんは比較的腋窩リンパ節転移を起こしやすく、リンパ節の郭清は治療上重要です。… 続きを読む
トピックス 26 5月 2021 男性の女性化乳房について その種類は、乳腺自体が発達したもの(真性女性化乳房)と、肥満により脂肪がついた場合(偽性女性化乳房)、およびその両方がある場合に分かれます。 ここでは真性女性化乳房についてお話をします。 思春期から老年までの男性で、片方もしくは両方の乳房の乳頭・乳輪下に硬結を認めます。 限局性の圧痛を伴う硬結を認… 続きを読む
トピックス 26 5月 2021 男性乳がんについて 男性にも女性と比べかなり少ないですが乳腺が存在します。 女性のように乳房が膨らんでいるわけではなく非常に薄く痕跡程度ですが、乳頭のすぐ近くの奥に乳腺があるので乳がんは発生します。よって男性乳がんの多くは、乳頭付近に発生します。 男性乳がんは、全体の乳がんの0.6~1%を占めると言われてい… 続きを読む