• tel.06-6767-0621
  • 〒543-0001大阪市天王寺区上本町6丁目2-22 山崎製煉ビル2F
  • 診療科目:乳腺外科・乳がん検診・消化器内科・肛門外科

消化器内科・肛門外科

GASTROENTERLOGY消化器内科

消化器内科とは

消化器内科 消化器内科
  • 消化器内科は、消化管と呼ばれる口腔(口)から肛門まで1本の長い管にある器官(食道、胃、大腸、小腸 など)と、消化管と関係性が深いとされる肝臓、胆道(胆のう)、膵臓で起きたとされる症状や病気について診察・検査・治療を行っていく診療科になります。
  • 当診療科は、腹痛、嘔吐・吐き気、下痢、といった症状を訴えて受診される患者さんが多く、一過性の症状であることが少なくありませんが、患者さんにみられる症状や訴えから、あらゆる病気の可能性を考えていきます。また医師が必要と判断した際は、レントゲン撮影(X線検査)、腹部超音波検査(腹部エコー)、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)などを行い、症状の原因とされる疾患の有無について診断していきます。
  • 内視鏡検査は→こちら

消化器内科の対象となる主な症状(例)

  • 腹痛の症状などお腹の調子がおもわしくない
  • 胃痛がある
  • 胃がもたれる
  • 嘔吐や吐き気がある
  • 胸やけ
  • 度々下痢になる
  • 血便が出た
  • 食欲がわかない
  • 急激に体重が減少している
  • 人によく顔色が悪いと指摘される
  • など

当院の内視鏡検査の特徴

  • 当クリニックでは、経験豊かな消化器内視鏡専門医の女医が行っています。そのため胃カメラは勿論大腸カメラも女性の方が、安心して検査を受けることができます。
  • 特に胃カメラは、鉛筆より細い先端が5.8mmの細径のファイバースコープ(本体は5.9mm)を使用し、できる限り苦痛の少ないようにしています。 また土曜日に内視鏡検査を行っているため、平日はお仕事で忙しい方も検査を受けやすくしています。

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)について

  • 食道・胃がんは、がん死因の半数以上を占めます。症状が出てからの検査では、すでに遅い場合があり進行したがんで見つかるケースが多々あります。自覚症状があまり出ない早期のがんを内視鏡検査によって見つける事ができれば、命を落とすことが限りなく少なくなってきます。何よりも内視鏡による早期発見・早期治療が大切になってきます。 ご自分のためは勿論大切なご家族のためにも定期的な内視鏡検査を受けられることをお勧めいたします。

当院での鎮静剤についての考え方

  • 鎮静剤により苦痛が軽減されるメリットがある反面、検査後は鎮静剤からしっかりと目を覚ますために休息が必要となります。 検査当日は鎮静剤の影響が残るため、自動車やバイクや自転車の運転ができません。 鎮静剤による呼吸抑制や意識がなかなか戻らないなどの問題が、生じることもあります。
  • 当クリニックでは、鎮静剤も患者さん個々に応じた適切な量を検討して使用していますので、お帰りが遅くなったり気分が悪くなったりすることが少ないようにしています。

内視鏡検査料金

  • 当院での保険診療の内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は、健康保険が使うことができます。この場合の料金は、保険の割合による負担金になります。
    ご来院の際は、必ず保険証をお持ちください。

ピロリ菌検査・除菌

ピロリ菌とは

正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれている細菌がピロリ菌です。ピロリ菌にはウレアーゼと呼ばれる酵素を自ら産生する能力があり、胃の粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解、そのアンモニアによって胃酸を中和していくことで胃内での生息を可能にしています。

家庭内感染に注意

ピロリ菌が感染する経路につきましては、完全に特定されたわけではありませんが、多くは経口によって幼児期に感染すると考えられています。なぜなら幼児期は、胃の免疫機能が発達途上であることなどから胃内の酸性が弱い状態にあるためです。そのようなことから、昔は井戸水などの生活による感染が多いと言われていましたが、現在の感染経路は家庭内感染が挙げられ、具体的にはピロリ菌保持者でもある保護者から小さいお子様への口移しなどをすることで感染するなどのことが考えられています。
ピロリ菌に感染したとしても、何かしらの症状が速やかに現れるということはありません。しかし、ピロリ菌には、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃がんなどの消化器疾患に多くの確率で関与しています。そのため、ピロリ菌による感染の有無を調べる検査で、感染が確認されたら直ちに除菌治療を行うことが望ましいです。

ピロリ菌の検査について

ピロリ菌の検査につきましては、内視鏡を用いて調べる検査内視鏡を使用しないで感染の有無を判定する方法の2通りがあります。

内視鏡を用いる検査

ピロリ菌の感染の有無を内視鏡を用いて行う検査では、内視鏡で胃内の一部を採取し、下記のいずれかの検査を行うことで、感染の有無を判定します。

迅速ウレアーゼ試験

ピロリ菌がもつウレアーゼによって作られるアンモニアの量を調べることで、感染の有無を調べます。

培養法

内視鏡で採取した胃粘膜の組織を培養、ピロリ菌が増える否かで菌の有無を調べます。

組織鏡検法

採取した胃粘膜の組織を顕微鏡で観察し、ピロリ菌の有無を調べます。

内視鏡を用いない検査

内視鏡を使用しない場合、以下のいずれかの検査が行われます。

尿素呼気試験法

呼気(吐き出した息)から、その中に含まれるとされる二酸化炭素の量を調べることで、ピロリ菌感染の有無を調べます。

抗体測定法

尿や血液からピロリ菌に対する抗体の有無を調べます。

抗原測定法

糞便中のピロリ菌抗原の有無を調べます。

除菌治療に関して

ピロリ菌の検査の結果、その感染が確認されたら、速やかに除菌治療が行います。治療は薬物療法でプロトンポンプ阻害剤(胃酸を抑える薬)と2種類の抗生物質の計3種類で、朝と夕の1日2回、1週間内服していきます。これを一次除菌と言います。そして1週間の服用を終え、2ヵ月ほど経過した後に除菌判定の検査を行います。
その結果、除菌がされていなければ、薬の種類を代えて再び1週間内服し、その2ヵ月後ぐらいに再度除菌判定の検査を行います。なお除菌率に関しては、一次除菌で70~80%程度、二次除菌で90%程度と言われています。
保険で行える治療は1次除菌と2次除菌だけですが、除菌できなかった方には自費治療になりますが、3次以降の治療の行うことは可能です。
ちなみに除菌治療が成功したとしても胃がんなどの消化器疾患を発症するリスクがなくなったということはありません。そのため、1年に1回など定期的に内視鏡検査を受けるなどして、経過を観察するようにしてください。

ピロリ菌検査の保険適用について

保険でピロリ菌検査ができる方

・胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療を受けているか治療経験のある方
・胃MALTリンパ腫
・特発性血小板減少性紫斑病
・早期胃癌に対する内視鏡治療後の方
・内視鏡検査において慢性胃炎と診断された方
(内視鏡検査(胃カメラ検査)で、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍がある場合には、保険適応でのピロリ菌検査が認められています。内視鏡検査を受けずに、ピロリ菌だけの検査をしたい場合は自費での検査となります

保険が使えない自費でのピロリ菌検査の対象となる方

内視鏡検査を受けずに、ピロリ菌だけの検査をしたい場合が該当します。当院では現在の所あまり行っていません。

・胃がん予防のためピロリ菌の除菌治療を希望される方
・ピロリ菌に感染しているかどうか調べたい方
・他の医療機関や人間ドックでピロリ菌除菌を勧められた方
(内視鏡検査での診断があれば保険適応となります。)
・検査でピロリ菌が陽性となり除菌を必要とする場合には、除菌に関わる薬の費用も自費負担になります。
検査費用は全額自己負担となり、金額の目安は検査のみで1万円程度、検査と除菌治療で2万円程度となります。

ピロリ菌検査と除菌の必要性について

・胃がん患者の98%はピロリ菌の保菌者であるデータがあり、ピロリ菌がいる場合は除菌をすることが大切です。
・ピロリ菌を除菌することにより、胃癌のリスクが3分の1にまで減少します。
・もともとピロリ菌を持っていない人の場合は、胃がんのリスクは非常に低い
・ピロリ菌とは関係ない未分化がん(いわゆるスキルス胃がん)などがあるため、年に1回の定期的な胃内視鏡検査(胃カメラ)は必要となります。

肛門外科

肛門外科とは

  • 肛門は腸や胃と同じように消化管の各器官を構成するひとつで、主に便を排出する器官となります。当診療科は、肛門やその周囲で起きた症状(痛み、かゆみ、出血、できもの など)に関して、診察・検査・治療をしていきます。
  • 肛門外科で最も多いのが、痔の症状を訴えて受診される患者さんです。単に痔と言いましても、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(あな痔)など様々な種類があります。治療もそれぞれ異なりますので、肛門付近に違和感があれば一度ご受診ください。
  • お尻はデリケートゾーンでもありますので、恥ずかしい思いをされる方もいるかもしれませんが、日本人の3人に1人の割合で痔を発症しているとも言われていますので、決して珍しいことではありません。また肛門がんや直腸がんには、痔と似たような症状がありますので、このような可能性を早いうちから排除するためにも、恥ずかしがらずに気づいた時点で一度ご来院ください。

肛門外科で取り扱う代表的な疾患

いぼ痔(内痔核、外痔核)、裂肛(切れ痔)、あな痔(痔瘻)、肛門周囲膿瘍、肛門小窩炎、肛門ポリープ、肛門狭窄、肛門湿疹、括約筋不全、直腸粘膜脱、直腸脱、直腸膣壁弛緩、肛門皮垂 など

たかはし乳腺消化器クリニック

[院長]
京都大学医学博士孝橋 慶一
[診療内容]
乳腺外科乳がん検診消化器内科肛門外科
診療時間 日祝
10:00~13:00
15:30~18:30
  • ※休診日 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
  • ※土曜日に、胃カメラ・大腸カメラの検査を受けることができます。
  • マンモグラフィ、乳腺エコー・腹部エコー、一般レントゲン検査は適時おこなっております。
  • ※検査は予約制です。お電話でご予約承ります。
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