乳がん検診について
- 大阪市でも乳がん検診や乳がんの早期発見・早期治療のために、マンモグラフィーやエコーなどでがんの発症やがんの状態を調べる取り組みを推奨しています。大阪市内の乳がん検診・乳腺外科の専門機関として乳がんの早期発見・早期治療を目指して努力しております。マンモグラフィや乳腺エコーなどでがんの状態を調べた上で、患者さんに適した手術などの治療方法を選びます。
大阪市の乳腺外科の中でも、当院は日本乳癌学会の関連認定施設です。梅田、本町、難波(なんば)、鶴橋、天王寺、奈良からも乳腺症や甲状腺、乳がんの治療で訪れる患者さんを診療しています。大阪市の乳腺外科の中において、当院は日本乳癌学会の関連認定施設です。梅田、本町、難波(なんば)、鶴橋、天王寺、奈良からもアクセスし易く、乳がん検診、乳腺疾患、乳がんの治療で訪れる患者さんを診療しています。 - 医師が触診でわかるしこりのサイズは、乳房の大小やしこりが表面近くか奥深いかで変わってきますが平均は2.25cmです。がんの大きさが2cmを超えるとステ-ジⅡ以上となり初期の段階では無くなってしまいます。
- しこり等の症状があれば乳腺外科の範囲で保険適応となって保険を使って検査ができますが、症状の無い段階での乳がん検診は保険適応外で自費となります。
ご自分のためは勿論大切なご家族のためにもこの症状の出ない段階での定期的な乳がん検診を受けられることをお勧めいたします。
乳がん検診でしこりが見つかったとしてもご安心下さい。誠意をもって良性・悪性の診断を行い以降の治療をサポートいたします。
GASTROENTERLOGY乳がん検診・診断の流れ
- 当院では、若い方から中高年の方まで年齢に関係無く全ての方に対して、視触診はもちろんエコー(超音波)とマンモグラフィ検査の両方をお勧めします。ただし、妊娠中や授乳中の方は、マンモグラフィ検査はできません。乳がんの10〜15%はマンモグラフィでは写らないとされています。マンモグラフィで発見できないものがエコー検査で見つかり、エコー検査で発見できなかったものがマンモグラフィで見つかることがあるからです。両方の検査を併用することでより正確にかつ確実に診断ができます。
- まず問診票を記入していただき、視触診・エコー(超音波)・マンモグラフィ・結果説明の順に行っていきます。混み具合にもよりますが、30分から1時間で全てが終わります。
視・触診
視診は、乳房の形態変化(乳頭のひきつれ・ただれ、皮膚のえくぼ所見など)を観察します。
触診は、乳房のしこりや分泌物はもちろん腋窩などのリンパ節の腫れがあるかどうかを診ます。
エコー(超音波)検査について
- この検査は無痛で無害ですので繰り返し安心して検査ができます。妊娠中も問題なくできます。
周波数の高い超音波をあてることで、乳房内部から返ってくる変化をコンピュータ画像に映し出します。
マンモグラフィは万能の検査ではなく、このエコー検査でしかわからない乳がんがあり重要です。
この検査の特徴は、しこりの発見に大きな威力を発揮します。特に、乳腺が発達した若い女性でマンモグラフィ検査では画像が白くなって写りにくいいわゆる高濃度乳腺の場合にも大きな効果が期待できます。 - また、細胞診や組織診の検査をする時に、このエコーで病変部の画像を見ながら確実に腫瘍内に検査針を穿刺して細胞もしくは組織を採取することが可能です。
マンモグラフィ検査について
- マンモグラフィは、乳がんを診断するための乳房専用のレントゲン撮影のことです。 乳房を2枚の板で挟みながら写真を撮ります。乳房を圧迫することにより乳腺が均等に薄く広がり鮮明な写真が撮れます。
- 乳がんは、約45%に石灰化(カルシウムの成分からなる)があるとされています。 この石灰化の描出にマンモグラフィ検査は不可欠です。特に腫瘤非形成性乳がんすなわち腫瘤をつくらない石灰化だけで見つかる乳がんの検出には非常に有用で威力が発揮されとても重要です。
- 当院では日本医学放射線学会や乳がん検診学会等、関係学会に認定されている最先端な高性能のマンモグラフィ機器を導入しています。ごく小さな病変の描出に対しても威力を発揮します。
- その特徴としては、見た目にやさしいパ-ルを模倣にした真珠色、「痛みの少ない」圧迫システム、デリケートな乳房への痛みを軽減しつつ、適正な圧迫による高画質をもたらすために圧迫圧力に応じて、圧迫速度を徐々に低下する圧迫機構を搭載しています。
- また、受診者の目に触れたり、肌に触れたりする部分には優しい丸く角張ってないラウンドフォルムを採用しています。そして大胸筋に余分な力が入らないよう、握ることなく上体を保持することができるフラット形状アームレスト(腕や手がもたれるところ)と相まって、受診者に安心感を与えることができます。
乳がん検査費用
- 自覚症状のない方 検診セット:11,000円税込(自費診療)
- 視触診、乳腺超音波(エコー)検査、 マンモグラフィ(両側2方向撮影:計4枚)
- 念のため、保険証を持参してください。
- 自覚症状のある方や他の検診機関で精密検査の指示を受けられた方は健康保険が使うことができ、保険診療で検査ができます。
この場合は、保険の割合による負担金になります。